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四季折々の花を随時掲載しています。野の花を鑑賞する時の参考にしてください。 





フタリシズカ



 樹木が立ち並ぶ薄暗い森で、4枚の葉を広げて白い2本の花穂を付けたフタリシズカ。24日に豊永赤馬で撮影した。
 漢字で表すと「二人静」。静御前の亡霊が舞う能「二人静」になぞらえて名付けられたという。別名は田植えの時期に花が咲くことから「早乙女花(さおとめばな)」。
 センリョウ科の多年草で、草丈は30~60センチ。花穂の5㍉ほどの丸く白い一つひとつが雄しべで、雌しべは雄しべの中に包まれている。花穂はほとんどが2本だが、中には1本や3本のものもある。
 開花期は同じ仲間で1本の茎に1本の花穂を付けるヒトリシズカよりやや遅く、5月中旬から6月上旬に掛けて。新見市内には群生地もあり、山道で出合うことも多い。




ジャケツイバラ



 道路沿いの山裾や川岸で、ひときわ鮮やかな黄色い花を咲かせるジャケツイバラ。5月24日に唐松で撮影した。
 マメ科のつる性落葉低木。つるには棘(とげ)がある。漢字で書くと「蛇結茨」。棘だらけのつるが曲がりくねって伸びる様子が、からみ合っているヘビのように見えることから名が付いた。別名は川岸に自生することから「河原藤」(かわらふじ)。
 花は房状に立ち上がり、花穂の長さは20~30センチ。一つひとつの花はチョウが羽を広げたような優雅な形。実はさや状になり、種には毒があるが漢方薬として用いられるという。花期は5月から6月上旬。
 
 

アメリカオニアザミ



 日当たりの良い道端でひときわ高く草丈を伸ばし、鮮やかな赤紫色の花をいくつも咲かせるアメリカオニアザミ。5月19日に土橋で撮影した。
 アザミは世界に約300種あり、日本には60種以上があるという。アメリカオニアザミはヨーロッパ原産で、北米から輸入された穀物や牧草と一緒に日本に入ってきた。
キク科の多年草。在来種のアザミと違い、葉のふちだけでなく茎にも鋭いトゲがある。草丈は1㍍を超え、初夏から晩秋に掛けて花を咲かせる。花後は綿毛で種を飛ばす。繁殖力が強く、要注意外来植物に指定されている。
 
 

アマドコロ



 日当たりの良い草地で、茎下に釣り鐘のような白色の花を咲かせるアマドコロ。5月19日に土橋で撮影した。
 キジカクシ科の多年草。草丈は30センチぐらいから80センチほど。花期は5月中旬から6月上旬。漢字で表すと「甘野老」。太い根茎が山芋の仲間のオニドコロに似ていて、食べると甘みがあることから名付けられたが、果実には毒がある。涼しげな葉は花材として使われている。
 
 
 

カノコソウ



 初夏の野山で茎を伸ばし、ピンク色の花を咲かせるカノコソウ。5月17日に金谷で撮影した。
 漢字で表すと「鹿の子草」。この花のつぼみを真上から見ると、染色技法の鹿の子絞り(子鹿の背のようなまだら模様)に見えることから名が付いた。オミナエシ科の多年草で、1㌢に満たない小さな花が茎の先に寄り添って咲く。花や葉が秋の七草として有名なオミナエシに似ているので、ハルオミナエシという別名もある。
 草丈は50㌢前後で花期は5月上旬から6月中旬。独特の香りがあることから香料として使われたり、根が漢方薬になったり。昔から人々の暮らしに役立ってきた。
 
 

アメリカフウロ


 空き地や道端などで、小さな淡いピンク色の花を咲かせるアメリカフウロ。5月15日に高尾で撮影した。
 北アメリカ原産の昭和初期に渡来した帰化植物。フウロ科の1年草で、枝分かれしながら茎を伸ばし、5~9月に直径1㌢ほどの花を枝先に5~6個付ける。葉は切れ込みが深く、手を広げたような形。先のとがった2㌢ほどの実を上向きに付けるのが特徴で、熟すと裂けて種を飛ばす。
 
 
 

カキドオシ


 野原や道端などで、淡い紫色の花を咲かせるカキドオシ。5月13日に西方で撮影した。
 シソシソ科の多年草。真っ直ぐに茎を伸ばして花を咲かせるが、花が終わると茎が倒れてツタのように節から根を下しながら地面をはう。漢字で表すと「垣通し」。つる状に伸びた茎が、垣根を通り抜けて隣地まで広がる様子かた付いた。別名は、乾燥させて子どもの癇(かん)を取る薬にしたことからカンントリソウ(癇取り草)。
 花期は4月上旬から5月下旬。葉の脇に2センチほどの花。花は唇のように上下に分かれ、下側が大きく張り出した形で、赤紫色の模様がある。花言葉は「楽しみ」。葉は摘むと良い香りがする。
 
 
 
オニタビラコ


 庭や道端や空き地などの日当たりの良い場所で、黄色の花を咲かせるオニタビラコ。12日に正田で撮影した。
 キク科の植物。漢字で表すと「鬼田平子」。鬼は大きいという意味で付けられた。
 草丈は20センチから1メートルほどと生育場所で異なる。茎の先端に小指の先ぐらいの黄色い花を、春から秋まで長期間にわたって咲かせる。
 花言葉は「仲間と一緒に」。花が終わると、白い綿毛で種を飛ばす。
 
   
 
 
ジュウニヒトエ

切り立った岩のそばで淡い紫色の花を咲かせたジュウニヒトエ。11日に哲多町花木で撮影した。
 葉の間から伸ばした茎に、幾重にも花を咲かせる様子から「十二単(じゅうにひとえ)」の名が付いたという。
 シソ科の多年草。林のすそ野などに自生し、草丈は20センチ前後。花期は4月中旬から5月下旬で、花穂に柔らかい毛をびっしりと付ける。白花もある。
 
 
 
 
 
 
 
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